マダニの感染症(重症熱性血小板減少症候群) (2015/06/18)

<どんな病気?>

2011年に初めて特定された、新しいウイルス(SFTS)を保有する「マダニ」に刺されることによって引き起こされます。

<症状は?>

  主に発熱と消化器症状(嘔吐、下痢、腹痛、食欲低下など)が中心で、倦怠感、
リンパ節腫脹、出血症状、時に頭痛、筋肉痛、神経症状(意識障害、けいれん、
昏睡)など様々な症状を引き起こします。
潜伏期間は6日~2週間で、重症化し死亡することもあります。
1.マダニの生息場所   
  ●シカやイノシシ、野うさぎなどの野生動物が出没する環境に多く生息しています。
(民家の裏山や裏庭、畑、あぜ道など)
2.マダニから身を守る服装   
  ●野外では、腕・足・首など、肌の露出を少なくしましょう。
  ●首にはタオルを巻くか、ハイネックのシャツを着用しましょう。
  ●ハイキングなどで山林に入る場合は、ズボンの裾に靴下を被せましょう。
3.マダニから身を守る方法   
  ●上着や作業着は、家の中に持ち込まないようにしましょう。
(ガムテープを使って服に付いたダニを取り除くのも効果的です。)
  ●屋外活動後は、シャワーや入浴でダニが付いていないかチェックしましょう。

クリニックうしたに 看護部